人生とは、旅でも、ましてや戦いでもなく、観測活動である。

自分に自信があったら、今頃はまちがいなくひきこもりのニートになっているはずだ。

ブルース・リーは「考えるんじゃない。感じるんだ」と教え、ジェームズ・ブラウンは「君は光を見たか」と叫んだ。モーガン・フリーマンは「海が青ければいい」と願い、ダスティン・ホフマンは「とてもきれいだ」と励ました。そして私はそのすべてに答える。…

突如として大切な人に大切なことを伝えなければという気分になったが、よく考えたら、大切な人も、大切なことも、私にはなかった。大切な人が大切なことを持ってやってくることを、切に願う次第である。

思い出がないわけではない。思い出してもしょうがないだけだ。

今年の風邪はバカでもひくらしい。

考え事をしているときにジャマをされると不機嫌になるたちだが、基本的になにも考えていない人間なので安心してほしい。

すべてを疑うまえに、まず自分を疑え。

どんなに小さな歯車であろうと、めぐりめぐって全体を動かす力になっている。卑下する必要はないのだ。

真剣な目つきをしていれば怒っているんですかと怯えられ、穏やかな目つきをしていれば眠そうですねとからかわれ、声を出せば怖いと疎まれ、黙っていれば怒っているんですかとまた怯えられる。こんなぼくだけど、じつは気配りができる人間だ。

人間は顔ではない。肉体だ。

どうがんばっても、あと一万年は生きられそうもない。それがとても残念だ。

みんなが幸せなら、言うべきことはなにもない。

気がつけば夜も更けて寝る時間。これが正しい週末の過ごし方というものだ。

進んでも戻っても、しょせんは自分の道。どこへ行くも自由なんじゃない？

禁煙を誓った三分後、我慢できずにタバコに火をつける。禁を侵すことを背徳という。立ちのぼる紫煙こそまさしく背徳の香りなり。

やる気を出してやっと人並み。

思いきって動かなければ、なんにもはじまらないのだ。

この世界も、そこに住む人間もまぎれもなくくそったれだが、それでも生きていてよかったと思える瞬間はある。意外なことに、けっこうあるのだ。

のんびりしようというときに限って、一日がめまぐるしく過ぎていく。

暇つぶしで一日が終わる。このまま人生も終わってしまいそうだ。

幼い子どもの純真な瞳は、虚構にまみれた大人の嘘を見破る。優しいのは子どもだけだ。

『とん平のヘイ・ユウ・ブルース』を聴くたびに涙ぐむ自分がいる。

こう寒いと、モテない自分に怒りを覚える。

忙しくったって平気。だって男の子だもん。

ひとりで生きているからといって、みな強く生きているわけではない。

幸せとは、背中が暖かいことである。見つめ合うだけが幸せのかたちではないのだ。

強くなるにはただ祈るしかない。

お正月を寿ぐ三賀日も今日でおしまい。しかし、気持ち次第で普通の日だって祝ってもいい。今年は毎日を寿ぎたい。

なにか初夢を見た気がするが、目覚めてみればいつものように記憶には残らなかった。