2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自宅でくつろいでいるにもかかわらず、置物のようにじっとしていることがある。

読みたいのは半村良の『どぶどろ』であって、柴田錬三郎の『岡っ引どぶ』ではないのだ。

いずれ人類もレッドデータアニマルに記載される日が来る。

喜んでいられるのも死ぬまでのあいだだけである。生きているうちにたくさん笑っておいた方がいい。

職業による貴賤の別はないが、職種による格差はたしかに存在する。

気づかないうちに大人なお年頃だが、まったくもって自覚がない。

夢も希望もないが、欲望だけはある。

みなが元気に笑っていてくれれば、私はそれでいい。

信じられないことに、私はいまだに成長している。

学生時代、なかば本気でスターチャイルドになりたいと思っていたことがある。あれから十年の月日が流れたが、いまだ私のまえにモノリスは現れない。

見栄も外聞もない。あるのは誇りのみ。

そうだ、山伏になろう。

ダメだ! もうダメなんだ!! と絶叫した後、なんとなくダメな自分に納得して安心する。おれはまだいける。

たとえおれじゃなくなっても、おれはおれだ。安心せよ。

2月14日だかなんだか知らないが、私にとってはただの土曜日だった。

どんなにつまらない一日を過ごしても、やっぱり今日とちがう明日はやってくる。

どんなにイカレているように見えても、私はまちがいなくしらふだ。

時として、本音というものは吐く方も吐かれた方も傷つくことがある。知る必要も知らせる必要もない真実というものもあるのだ。

好き嫌いが多いわりに嫌いなものでもまずいまずいと言いつつ食べてしまうが、お酒だけはどれだけ口にしても慣れるということがない。

やればできると言われても、もとよりやる気がないのである。

備えあれば憂いなしと言うけれど、なにについて、なにを備えておけばいいのか見当もつかない。

うれしいことや楽しいことをひとりでため込んでおくと、なんだか損をした気分になる。

我ながら、強烈なまでに存在感に乏しい。

他人ががんばっているから自分もがんばるだなんてつごうのいい考えは、おれには通用しないぞ。

世の中でただひとつ信じているのは、「だいじょうぶだ、なんとかなる」と呟いている自分だけだ。

節分である。我が家には鬼はいないが、福もない。茫漠とした虚無が淡々と広がるばかりである

生まれ変わりたいと思ったことはないが、生み直してほしいとはつねづね考えている。

もう二月なのかということで、ひとつだけ言っておきたい。チョコレートは大好きです。