一日クルマの運転をしていると、じつに様々なことを考える。宇宙の深遠さに思いを馳せ、人の世の無情を儚み、荘厳なる自然に胸打たれては一人こうべを垂れたりする。とはいうものの、最後には腹減った、眠いという結論に達してしまうのが人徳なき者のさみしさだ。