ついにやってくる。

 なんてったって『MOTHER3』である。まさか本当に発売されるとは思っていなかった。いや、正直言うといまだに半信半疑だ。だってMOTHERだよ。発売時期が明言されているからといって安心してはいけない。ひょっとしたら、赤城山徳川埋蔵金が発見されてしまうかもしれない。もはやあるとしか言えない、とかなんとか言っちゃったりして。
 まあなにはともあれともかくめでたいっちゅうわけで、昨日クリアしたファミコン版『MOTHER』に引き続いてスーパーファミコン版『MOTHER2』をプレイ。あらためてファミコンスーファミの性能の差に驚く。グラフィックもダンチなんですけど、なによりも音がね、すごいんですよ。
 思えば、このファミコンスーファミ、そしてプレステの三機種へと移行した時期が、一番ゲーム機の性能向上を実感できた頃でした。あの頃の新ハードには夢があった。ファミコンのゲーム画面に表示されたラムちゃんを見たとき、テレビゲームに未来はないと思ったが、スーファミ春麗の華麗な脚線美が再現されているのを見て希望を取り戻し、プレステにいたっては宮村優子そのものの声が聞こえてきたとき、生きていることの喜びをかみしめたものだ。もっとも当時の私はメガドラ原理主義者でスーファミの発色の良さも知らず、音質向上の恩恵にも浴さず(このへんのゲーム機スペック話はたけしがやってくれるでしょう)、ただ黙々と『ぷよぷよ』をプレイしていたのである(ぷよぷよやりこみプレイの詳しい話は佐伯がやってくれるでしょう)。