どこでもいける どこまででもいける

 先日、友人のtakamasa11が誕生日を迎えました。おめでとう。けれど、ひとつだけ胸が痛いことがあります。歳をカミングアウトしないでくれ。きさまが三十路だということは、中学からの同級生であるおれやたけしも30だということがバレてしまうではないか! たけしなんか脳年齢が六十越えてるんだぞ!
 みなさんお久しぶりです、shingofgg(30)です。脳年齢、肉体年齢ともに50代ですが、精神年齢は永遠の14歳です。
 さて、今日は15日です。前巻からどれほど待ちわびたことでしょう。とうとうこの日がやってきました。『よつばと!』6巻の発売日が。漫画はそこそこ読みますけれど、新刊が出るのを楽しみにしているものは『よつばと!』と『シグルイ』だけです。
 ぼくはこの漫画、いま日本でいちばん子どもの成長をまじめに取りあつかっている作品だと思うんですけれども、今回とうとうきました。はじめての自転車。ベタだなあと思いつつ、非常に弱いんですよ、このネタ。『クレイマー、クレイマー』でもビリーがはじめて自転車を漕いだシーンで、ダスティン・ホフマンといっしょにガッツポーズとっちゃうし。
 毎度喜怒哀楽全開の主人公よつばが、自転車を買ってもらったときの言葉は、じつに素晴らしいです。子どもにとって、自転車ってこんなにも無限の可能性を秘めているんですね。世界は見方さえまちがえなければこんなにも美しい。むかし好きだったそんな言葉を思いだしました。
 余談ですが、公園で自転車に乗る練習をしていたよつばはころんでも泣きませんでしたが、それを読んでいたおっさんは号泣しました。三十路をすぎると涙腺が弛んで困る。

よつばと! (6) (電撃コミックス)

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